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処方箋の発行はどのようにするのか

ここでは遠隔診療における処方箋の発行は可能なのか、またそれはどのようにして行われるかについて説明しています。

遠隔診療でも処方箋は発行できるの?

結論から言うと、遠隔診療で医師から処方箋を発行してもらうことは法律上認められています

医師法第22条で「医師は、患者に対し治療上薬剤を調剤して投与する必要があると認めた場合には、患者又は現にその看護に当たっている者に対して処方箋を交付しなければならない。」と定められているのです。

直接手渡ししなければならないとは定められていないため、処方箋を送ることには法的な問題はありません。遠隔診療では受診後に処方箋が郵送されるシステムです。

医師は「処方箋の原本」を渡さなければならないことになっています。コピーで薬が受け取れるようになると、薬の過剰受取や不正受取の危険性があるためです。

スマートフォンやタブレットで遠隔診療を受ける際は、事前に住所の登録ができるようになっているので間違いなく処方箋は届くので心配不要。

薬をもらうだけで病院に行って待つのが面倒ということがありますが、遠隔診療なら薬局に薬を受け取りにいくだけで済むようになります。

処方箋も発行可能な遠隔診療システム・アプリの比較はコチラ

知っておきたい院外処方のメリット

病院で診察を受けて薬を受け取る方法としては院内処方と院外処方があります。昔は病院で薬を受け取る院内処方が一般的でした。しかし現在は、病院で処方箋を発行して外の薬局で薬を受け取る院外処方がほとんどになっています。

患者側としては少々面倒になりますが、薬局で薬を受け取ってもよいので、病院の待合室で待たされることが無くなるのがメリット。また、かかりつけ薬局を持つことで服用している薬を管理してもらえるため、飲み合わせなどの安全性を高めることができます。

院外処方は、病院が必要以上の薬を処方することで起きる「薬漬け」を防止する目的で始まりました。厚生労働省が病院の処方料を引き上げることで院外処方を促したため現在の状況になっています。

院外処方の病院で受診し薬を受け取るまでの流れは次にようになります。

  1. 病院に行って受付を済ませて待つ
  2. 医師の診療を受ける
  3. 処方箋が発行され受け取る
  4. 最寄りの薬局に処方箋を持参して薬を受け取る

しかし、このままでは病院で受付をして診療を受けるまでの待ち時間は変わりません。そうした問題を解決するのが遠隔診療というわけです。

遠隔診療の利便性を高める電子処方箋

遠隔診療の利便性をさらに高める存在として注目を集めているのが電子処方箋です。まだまだ先の制度と思われがちですが、電子処方箋そのものは2016年4月から解禁されています。現在は、紙の処方箋から電子処方箋を本格的に運用できるまでの移行期間と考えらえています。電子処方箋とはどのようなモノなのでしょうか。

電子処方箋の仕組み

電子処方箋は、名前の通り処方箋を電子化したものです。電子処方箋の運用は、専用のサーバーに医療機関が電子処方箋をアップロードし、アクセス権限を有する薬局がダウンロードすることで行われます。薬局のアクセスキーとなるのが、患者が薬局に持参する電子処方箋引換証と処方箋確認番号です。電子処方箋引換証は、電子処方箋と同じ処方内容が書かれた紙です。すなわち、遠隔診療で院外処方を行う医療機関は、処方箋の原本に代わり電子処方箋引換証を発行・発送することになります。

残念ながら、電子メールによる処方箋の発送・受信は、メールサーバー間の通信品質やセキュリティレベルにばらつきがあり安全性を確保できないため、医療機関や医師の負担が増えるため(患者のメールアドレスの管理や誤送信の防止など)見送られました。結局は紙の電子処方箋引換証を送らなければならないのでこれまでと大きな違いはないと思われがちですが、医師法22条を「処方箋の原本を手渡ししなければならない」と解釈していた医師にとって、遠隔診療への道を開く規制緩和といえます。

医療機関が期待できる電子処方箋のメリット

電子処方箋を利用することで、医療機関はいくつかのメリットが得られると考えられています。厚生労働省は「電子処方せんの運用ガイドライン(案)」で、遠隔診療で処方箋の原本を薬局へ送れる、薬局で行われた調剤業務の内容(疑義照会やジェネリック医薬品への変更など)を把握しやすくなる、医療機関と薬局で情報の共有が進みより安全に医薬品を使用できるなどのメリットを挙げています。これまで以上に診療を行いやすくなるかもしれません。

参考:(PDF)厚生労働省「電子処方せんの運用ガイドライン案」
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000113461.pdf

患者が期待できる電子処方箋のメリット

もちろん、患者にとってもメリットはあります。最大のメリットといえるのが、遠隔診療で処方箋の原本を電子的に受け取れることです。また、処方箋を電子化することで服薬履歴を管理しやすくなる、調剤の情報を他の医療機関に提示しやすくなるなどもメリットも期待できます。患者にとってもメリットは大きいといえるでしょう。

電子処方箋と遠隔診療の課題

電子処方箋と併せて抑えておきたいのが、厚生労働省が平成26年に出した「電子メール等による処方箋内容の電送等について」です。この通知により、患者などが調剤を希望する薬局に処方箋を画像情報として電子化したものを電子メールなどで伝送することが出来るようになりました。

参考:(PDF)厚生労働省「電子メール等による処方箋内容の電送等について」
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/01_9.pdf

ただし、服薬指導は対面で受けなくてはならないので、医療機関で処方してもらった薬を薬局から配送してもらうことは出来ません。現状では、患者が電子処方箋引換証の写しを、調剤を希望する薬局に送り薬を配送してもらうことは出来ないのです。この点を解決できれば、電子処方箋、遠隔診療はさらに便利になると考えられています。

国家戦略特区に認定された地方自治体では、服薬指導をテレビ電話で行っても構わないとの形で規制緩和が行われています。国家戦略特区は、大胆な規制緩和などを行っているモデル地区です。将来的には、全国で服薬指導をテレビ電話で行えるようになり遠隔診療がさらに便利になるかもしれません。

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