次世代医療「遠隔診療」パーフェクトガイド

遠隔診療を導入することで変わる日本の医療

次世代医療「遠隔診療」パーフェクトガイド

普及に向けて動き出した遠隔診療

遠隔診療の導入を検討してる医師向けに注目トピックを紹介

ICTを活用して医師が診察を行う遠隔診療が普及へと動き始めました。政府は「未来投資戦略2017」の中で遠隔診療の推進を重要なテーマの1つとして掲げ、厚生労働省は遠隔診療の規制緩和のための通知を行い、診療報酬も改定する方向で進んでいます。

そこでこのサイトではこれから遠隔診療の導入を検討している医師向けに、知っておきたい最新事情や注目の遠隔診療システムを紹介。遠隔診療のすべてがわかる情報を集めました。

次世代医療「遠隔診療」パーフェクトガイド

http://www.remote-shinryo.com

遠隔診療を導入することで変わる日本の医療

普及に向けて動き出した遠隔診療

遠隔診療の導入を検討してる医師向けに注目トピックを紹介

ICTを活用して医師が診察を行う遠隔診療が普及へと動き始めました。政府は「未来投資戦略2017」の中で遠隔診療の推進を重要なテーマの1つとして掲げ、厚生労働省は遠隔診療の規制緩和のための通知を行い、診療報酬も改定する方向で進んでいます。

そこでこのサイトではこれから遠隔診療の導入を検討している医師向けに、知っておきたい最新事情や注目の遠隔診療システムを紹介。遠隔診療のすべてがわかる情報を集めました。

What is telemedicine?

遠隔診療とは

次世代医療として期待されるネット活用の診療システム

遠隔診療とはインターネットで医師と患者をつなぎ情報通信機器のビデオチャット機能などを利用して診察を行うことを言います。対面治療と組み合わせて行われ、予約・診察・決済・処方までがシステム上で完結します。

これまではへき地や離島在住など遠隔診療が受けられる患者の対象が限定されていましたが、厚生労働省の規制緩和の動きやスマートフォンやタブレット端末などの急速な普及により次世代医療の先駆けとして期待されています。

遠隔診療とは

History

遠隔診療の始まりから現在に至るまで

1970年代から始まり2015年の対象範囲拡大によりサービス増

遠隔診療の取り組みは医事システムが普及し始めた1970年代から始まっています。本格的に動き出したのは1996年に当時の厚生省で遠隔医療研究班が作られてからで1997年に初めて遠隔診療通知が発行されました。

その後、何度か遠隔診療改正通知が出され、スマートフォンが普及するようになった2015年に遠隔治療はへき地のみに適用されるわけではないことが明確化。これをきっかけに遠隔診療サービスが増えました。

遠隔診療の始まりから現在に至るまで

Problems and Challenges

遠隔診療の課題・問題点と対策

解決の方向にある遠隔診療導入に関わる課題

遠隔診療が普及すると医療の新しい分野が開けるという期待がありますが、良いことばかりではなく懸念される問題点もあります。一言で表現するなら遠隔診療を行うことで発生するリスクです。

さらに大きく分けると医師が遠隔診療導入に対して積極的になれないこととシステムを動かすためのネットワーク環境上の課題があります。しかし遠隔診療を進めていく中でこうした課題は解決する方向にあり、今後は急速に普及する可能性があります。

詳しく見る

誤診の可能性と責任の所在

誤診は課題の1つだがすべてが遠隔診療になるわけではない
遠隔診療が進行したとしても積極的に参加したくはないと考えている医師が意外と多くいます。対面診療でしか診断できないことがあり、症状を見逃して誤診をする可能性があるからです。またトラブルが起きた時の責任についても懸念されており、誤診は解決すべき課題の1つです。しかしすべてが遠隔診療に置き換わるわけではないですし、疾病によっては患者の通院の手間がなくなり治療が継続しやすくなることも確かです。

診療報酬の見直し

普及の妨げと言われる診療報酬は改定する方向へ
遠隔診療の普及の妨げになっていると言われる原因の1つに診療報酬の問題があります。遠隔診療の場合、再診料と処方箋料しか算定できず、実施すると医師の報酬が少なくなってしまうからです。これについては政府が「未来投資戦略2017」の中で遠隔診療の促進を重要なテーマとして掲げており、2018年にも診療報酬の見直しをする方向で動き出しています。その内容によっては今後遠隔診療が急速に普及する可能性もあります。

インフラ整備の拡充

以前より大規模なインフラ整備は要らなくなった
長い間、遠隔診療の普及のためには通信環境などの情報インフラの整備が必須と言われてきました。遠隔診療の導入が求められる過疎地や離島などの高速ネット回線整備が遅れていたからです。医師同士の遠隔病理診断や画像診断は今でもある程度しっかりした通信環境を整備する必要があります。しかし医師と患者間の遠隔診療ではスマートフォンやタブレット端末があればすぐに開始できるので大規模なインフラ整備は要らなくなりました。

セキュリティ対策

厚労省ガイドラインに従い積極的にセキュリティ対策
遠隔診療システムは医師と患者の診察をネットワークを介して行い、そこでやりとりされる医療データはプライベートな個人情報なので、セキュリティ対策は最重要課題となります。厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」では多様化・巧妙化するサイバー攻撃の医療機関向けの対応策をまとめており、遠隔診療サービス各社はそれに沿って不正アクセス等から秘密情報を守るため積極的に対策に取り組んでいます。

System comparison

遠隔診療の普及に欠かせないシステム・アプリ

代表的なアプリの機能の違いに注目して特徴を紹介

遠隔診療システムというと以前は大掛かりなハードウェアを使用したものが主流で患者側にもパソコンを中心にカメラやマイクなど周辺機器を接続するのが一般的でした。ところが現在は情報通信技術の向上とスマホやタブレットの急速な普及により、わざわざ設備を用意しなくても簡単に遠隔診療を受ける環境が整うようになってきました。そこで代表的な遠隔診療システム・アプリを厳選して調査。それぞれのシステムの機能と特徴を整理しました。

ポケットドクター

ポケットドクター引用元:ポケットドクター公式サイト
http://pocketdoctor.net/

  • 診療予約
  • クレジット決済
  • ビデオ通話
  • 処方箋の配送
  • 薬の配送
  • 高画質映像
  • 赤ペン・指さし機能
  • ヘルスケア機器と連携

特許技術を搭載し機能満載の日本初の遠隔診療システム

スマホやタブレットを使用してビデオ通話で医師の診察が受けられる日本初の遠隔診療システム。他にはない特徴の1つは「高画質ビデオ通話」。テレビ電話で患者の顔色や患部の状況を鮮明に映し出すことができるので、まるで対面しているかのような診察が可能です。

さらに、特許技術である「赤ペン・指さし機能」にも注目。患部の中でも特に注力して診たい箇所に対して、音声だけでなく、画面に赤く印をつけたり、指さしで指示を出すことができるので、診察の質を上げるだけでなく、効率化もはかることができるのです。この機能が備わっているのは、ポケットドクターだけです。

またオムロンヘルスケアと連携してバイタルデータを医師と共有することで精度の高い診断ができるのが特徴です。

CLINICS(クリニクス)

CLINICS(クリニクス)引用元:CLINICS公式サイト
https://clinics.medley.life/

  • 診療予約
  • クレジット決済
  • ビデオ通話
  • 処方箋の配送
  • 薬の配送
  • テキストチャット

2016年導入実績No.1を誇るフル機能の遠隔診療システム

予約受付から会計、患者へのアフターフォローまでオンライン上で完結できる遠隔診療システムです。診察する時間以外は患者側の操作でほぼ自動で進められるので医療施設の負担が軽減します。

ブラウザが動作する環境があればすぐにスタートできるということもあり、すでに全国で600以上の医療施設が利用。2016年導入実績No.1を誇り、開発会社の株式会社メドレーでは診療の質を維持するために医療施設に提言も行っています。

ポートメディカル

ポートメディカル引用元:ポートメディカル公式サイト
https://port-medical.jp/

  • 診療予約
  • クレジット決済
  • ビデオ通話
  • 処方箋の配送
  • 薬の配送
  • テキストチャット

本格的な遠隔診療サービスとして注目され実証事業も開始

ITテクノロジーを活用して開発された遠隔診療プラットフォームサービスです。医師と患者をつなぐ支援ツールとしてスマートフォンを活用。患者は医師コードを入力するだけですぐに利用可能で、事前に問診票の記入をしておき予約日に診療を待つだけです。

地方自治体や大学病院から本格的な遠隔診療サービスとして注目度が高く、遠隔診療の共同実証事業や臨床試験なども開始。現在は医療機関限定ですが一気に拡大する可能性があります。

LiveCallヘルスケア

LiveCallヘルスケア引用元:LiveCallヘルスケア公式サイト
https://livecall.jp/Healthcare/index.html

  • 診療予約
  • クレジット決済
  • ビデオ通話
  • 処方箋の配送
  • 薬の配送
  • 高画質映像

ビデオ通話サービスを応用した遠隔診療クラウドシステム

スマホを利用したクラウドベースの遠隔診療システムです。開発会社のスピンシェルはもともとLiveCallというビデオ通話サービスを様々な業界に提供しており、それを応用しているのでコミュニケーション機能に優れています。クラウドシステムなので導入は指定されたタグを埋め込むだけ。システムをインストールする手間がありません。クリニックのロゴを挿入したり、要望に応じてシステムをカスタマイズすることも可能です。

クロン

クロン引用元:クロン公式サイト
https://curon.co/

  • 診療予約
  • クレジット決済
  • ビデオ通話
  • 処方箋の配送
  • 薬の配送

セキュリティ対策が万全でフル機能搭載でも初期費用ゼロ

セットアップが簡単なスマホを利用した遠隔診療システムです。医師目線で開発しているためセキュリティ対策が万全で分割してデータベース化された個人情報はもちろん、通信もすべて暗号化されるので安心です。

予約から診察、決済、配送まで必要な機能はフル搭載でも、導入に際し初期費用は無料。患者ごとの問診票を管理することも可能で、処方薬が切れそうになると自動的に問診票が送付され、継続的治療が促す仕組みになっています。

リモートドクター

リモートドクター引用元:リモートドクター公式サイト
http://remodoc.net/

  • 診療予約
  • クレジット決済
  • ビデオ通話
  • 処方箋の配送
  • 薬の配送

クラウド上で管理され大規模なシステム不要で導入可能

インターネットを使って遠隔診療や健康相談ができるサービスです。一連の遠隔診療の流れはすべてクラウド上で管理されるので大規模なシステムを構築することなく導入までの手間や時間がかかりません。

治療継続率を向上させることを目的に開発され、スマートフォンからできる予約・オンライン診療・決済・薬・処方箋配送まで遠隔診療の基本機能はすべて搭載。医療施設側もパソコンかスマートフォンを用意するだけでスタートできます。

遠隔診療システムの比較を
さらに詳しく見たい方はこちら

Questions and Answers

遠隔診療システムQ&A

遠隔診療こんな時どうする?を集めました

遠隔診療システムに関心は持ってはいても、システム導入となるとわからない点が多くてなかなか踏み出せないこともあるでしょう。そこで実際に運用を考えた時に感じやすい疑問や不明点を中心に解説していきます。

  • どのような機能が付いているのか

    診療という名の通り患者が診察を受けてから薬を受取るまでの流れがすべてシステム内で完結する機能が揃っています。サービスを提供する会社によって違いはありますが予約、診察、決済、配送の4つは基本機能として必ず搭載されていると考えてよいでしょう。
  • 保険は適用されるのか?自由診療はできるのか?

    保険診療と自由診療どちらでも利用することができます。ただし、保険適用での遠隔診療には条件や制限があります。遠隔診療では再診料は算定が可能ですが初診料は算定されません。したがって初診は対面診療で行われ遠隔診療は再診から実施されることになります。
  • 遠隔診療に適している疾患と診療科は?

    複数考えられますが、共通して言えるのは慢性的な疾患ということです。命に関わる急性疾患には向きません。具体的には生活習慣病やアレルギー疾患、精神疾患、皮膚疾患、ED治療など急変の可能性が比較的低いものと考えておけばよいでしょう。
  • 処方箋の発行はどのようにするのか

    遠隔診療では処方箋を郵送するシステムになっています。医師は処方箋を直接手渡ししなければならないとは定められてはいないので送っても法的な問題はありません。ただしコピーの場合は何回も受取り可能になるため不可で、必ず原本を渡さなければなりません。
  • 薬の受取り方法は?

    遠隔診療を受けた患者の自宅へ直接薬を送付することが可能です。もちろん遠隔診療で処方箋だけを送り患者自らが薬局に薬を受取りにいくこともできます。一部の毒劇物などを除き、医師が患者に薬を郵送や宅配便などで送ってはいけないという規制はありません。
  • 導入までの流れと費用は?

    問合せ・資料請求→サービス案内・説明→コンサルティング→契約・利用開始が基本的な流れです。システムの導入には複雑な手続きやセットアップは不要で、インターネットに接続できる環境があれば大丈夫です。なお、費用の目安は初期費用が30万~50万円程度、月額利用料が3万~6万円が相場と言われています。

Overseas situation

海外の遠隔診療に対する取り組み

医療制度により取り組み方も違う海外の遠隔診療

遠隔診療は日本だけでなく海外での注目度も高くなっています。国によって医療制度や事情が異なるため取り組み方は違いますが、世界的に今後の医療を考えていくための大きなテーマとなっていることは間違いありません。そこで遠隔診療に力を入れているアメリカやヨーロッパ、日本からも近くIT技術も進んでいる韓国、医療制度の整備が急がれる東南アジアにおいて、その取り組みはどうなっているのか、最新事情について紹介します。